肋間筋群と呼吸

肋間筋群には、表層より外肋間筋・内肋間筋・最内肋間筋があります。

この筋肉の触診は、直接触ることはできません。

図16.肋間筋群

【分類】
外肋間筋は、肋骨溝下縁を起始とし、肋間隙を後上方から前下方に走りながら、下位の肋骨に停止します。
内肋間筋は、肋骨溝上縁を起始とし、肋間隙を後下方から前上方に走りながら、上位の肋骨に停止します。

外肋間筋
外肋間筋(External Intercostal)は、胸部の筋肉で、胸壁肋間隙にある胸壁筋のうちの一つです。
牛カルビ・豚バラは、肋間筋です。「バラ」は、「あばら」からきています。

【機能】
1. 肋骨の挙上
外肋間筋が収縮すると、胸肋関節を支点として、胸骨と肋骨を前上方に持ち挙がり、胸郭の前後径が大きく拡がるとともに、横径も軽度に拡がります。

2. 吸気作用
肋骨を挙上の結果、胸腔内圧が下がり、肺に空気が入ります。
特に胸式呼吸や努力呼吸をする際に、作用します。

内肋間筋
内肋間筋(Internal Intercostal)は、肋骨と肋骨の間を走行している筋肉で、外肋間筋の深部に位置し、筋線維の走行が反対になります。
内肋間筋は、前部・横部・後部の3つの部位に分けられます。

【機能】
1. 呼気作用
内肋間筋中・後部が収縮することで、主に肋骨間を狭めて、胸郭体積が小さくなり肺から息を吐き出す働きがあります。
努力呼吸の呼気時に働きます。

2. 吸気作用
内肋間筋前部のみ収縮することで胸郭を横に広げる作用があるため、努力呼吸の吸気時に作用します。

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